こんにちは!接客業から工場勤務に転職した「こうゆう」と申します。
異業種から工場勤務の実態って分からないですよね?
私は新卒から接客業で3年間働きましたが、長時間労働・休日が少ない・土日祝日に休めない・接客のストレスなどに疲れて工場に転職しました。
結果として工場勤務に転職して、私は良かったと思います。
本記事では工場勤務15年になる私が、これから工場勤務を考えている人に向けて【工場で働くメリット・デメリット】をお伝えします。
工場勤務のメリット
工場勤務は有給休暇が取得しやすい
工場勤務は、有給休暇は取得しやすい環境です。
私は接客業で働いていましたが少人数の職場であったため、一人休むと周囲がより多く仕事をすることになり有給休暇取得が困難でした。
工場は従業員が多いので、シフトなどでカバー出来ます。有給休暇は入社半年で10日/年の取得でき、6年半以上勤務すれば20日/年の有給休暇が取得できます。
私はフルに有給休暇を取得して(20日/年)、家族との時間やリフレッシュするために遊びに行くことが多いです。週末は混雑する観光地や施設であっても、職場に事前に申請しておけば平日に出掛けられます。
結婚して家族ができてからは子供の行事で有給を取得することが増えました。有給休暇を取得しやすい環境になったことは良い環境になったと感じます。
工場勤務は就業時間にメリハリがある
接客業は早くても19時、飲食関係では22時でしたが、工場では17時~18時に帰社できるところが多いと思います。
平日は早く家に帰り、家族で温かい晩御飯を食べれる幸せを感じられます。工場勤務は、土日は休みなのでプライベートの計画も立てやすいです。
日勤・夜勤の交代勤務はありますが、仕事が終わればダラダラと職場にいることなく素早く帰宅できます。
シフトによっては残業や夜働くこともありますが、残業手当・夜勤手当などが発生するため頑張れます。
工場勤務の給料は悪くない
工場勤務の収入は、良くも悪くもありません。むしろ夜勤手当・残業代が加われば他の業種と比較しても高いことが多いです。
工場ではコミュニケーションが苦手でもなんとかなる
工場勤務では、ほうれんそう(報告・連絡・相談)は必要ですが、他のコミュニケーションは最低限でも大丈夫です。
もちろんコミュニケーション能力は必要であり、周囲との協調性は大事です。他業種と比較すると人とのコミュニケーションは少なくて済みます。
直接お客様と接しないので、無理に笑顔を作る必要もありません。服装、髪型も自由度が高いです。
人と話すのが苦手な人、黙々と手を動かせる人が向いている職種かと思います。
外国人労働者が多く、日本語が分からないが働いている人が多いのも特徴です。
工場には食堂がある
仕事するには昼食は大事ですよね。食堂のご飯は安くて暖かいものが食べられます。
味はまぁまぁですが、安く済ませることができるので自分は満足しています。(私の工場は280円/食)
食堂は混雑するのがデメリットでしたが、最近はコロナの影響で時間をずらしているため、空いているのもありがたいです。
工場仕事は一度覚えたら楽になる
工場作業はルーチンワークが多いです。
マニュアル化されている作業を繰り返すため、人によって向いている人、向いていない人があります。
仕事は正直やってみないと分からないです。もし向いていない仕事に配属されても部署異動もあります。無理な仕事を長期間するのはキツイので、上司に相談してみましょう。
工場勤務は資格・スキルアップできる
工場では必要に応じて資格を会社がお金を出して取得できます。
- フォークリフト運転技能者
- 溶接技能者
- 電気工事士
- 危険物取扱者
- 衛生管理者
他にもたくさんの資格があり、一度取得すれば他の工場に転職するにも有利になります。
工場仕事は未経験者でも大丈夫
誰でも未経験からスタートするので、工場未経験でも全然問題ありません。
マニュアルが用意されていたり、しばらくは簡単な流れ作業をしながら少しずつ慣れていくようになっています。慣れるまでが大変ですが、その後は気持ちが楽になってきます。
工場勤務は髪型、服装は自由
工場で働く時間は、作業着に着替えて帽子やヘルメットをかぶります。そのため通勤する服装は自由です。特に若い世代は、髪色を派手にしている人が多いです。
接客業をしていた時は、ワイシャツにネクタイを着用していたのでアイロンが大変でした。
工場に転職してから、服装に関しては楽になりました。
工場勤務のデメリット
工場は閉鎖的で変化がない
前職の接客業では季節ごとに商品の入れ替えを行っていました。天候によっても売れ行きが変化するため、天気も毎日気にしていました。
工場勤務になってからは、四季も天気も無関心になりました。雨であろうが台風であろうが毎日同じ時間に出勤して、同じような製品を一年中作り続けまず。なので平日は、天気を気にしなくなりました。
結婚してからは四季やイベントを大切にするようになりましたが、独身時代は季節感もない閉鎖的な環境であったと思います。
工場勤務は臭いが体・作業着につく
作っている物にもよりますが、私の働く工場では臭いが作業着、体にも付着します。
夏場は汗もかき、一層臭います。帰宅後はシャワーに直行しています。
工場仕事は同じことの繰り返し
一年中同じ物を作るのも単純で良いのですが、変化の欲しい人には物足りないのではないです。
職場内で仕事ローテーションも行いますが、慣れてしまえば緊張感もなく、淡々と仕事をしているだけになります。
考え方次第ですが、それを「楽」と考えればメリットになります。
変化が多いと考えるとことが増えるため、大変になりますが面白さも出てきます。
私の場合は物足りないのでデメリットにしました。
工場内は夏は暑く、冬は寒い
私の勤務工場では作業環境は良いとは言えません。夏場は暑く冬場は寒いです。
夏場は汗をダラダラかき、冬場は体が冷えて風邪をひきやすいです。
工場内でも寒暖差が20℃以上もあり、頻繁に往復するとフラフラすることがあります。
これは「寒暖差疲労」と言い、肉体的には疲れやすく、精神的にはイライラしてしまいます。
工場にイライラした人が多いのは寒暖差が大きいためですね。
工場は重いもの・騒音がある
工場での原料は重たい物が多いです。腰痛でコルセットを着けている人が結構います。高く積まない、2人で行うなどルールはありますがキツイです。
騒音に関しては基準がありますが、長時間いれば難聴のリスクがあります。
工場は怪我をしやすい
工場では労災は絶対に発生します。機械が多く不注意で大けがになってしまいます。
また、床が濡れていたり、油が付いている箇所があるため転倒が多いです。安全対策行っていますが、それでも労災は起こります。
ゼロにするのは難しいですが一人ひとりが気を付けてリスクを減らすしかないです。
工場には変わった人が多い
すぐにキレる人、コミュ障、協調性のない人、ギャンブル依存症、アルコール依存症、変わった外国人など・・変わった人が多いと入社当時は思いました。
入社当時は戸惑いや苦労もありましたが、時間がたてば慣れました。接客業時代は、お客様に直接接する仕事なので、極端に変わった人は少なかったです。
工場勤務のメリット・デメリットまとめ
工場勤務の環境は決して良いとは言えません。体力も必要です。
人間関係のトラブルもどの仕事でもあります。接客業と比較すれば工場の方が変わった人が多くコミュニケーションが苦手な人が多いです。工場はコミュニケーションが少なくて済むので何とかなりますが。
工場勤務は業種や作業内容によりますが、トータルして私は働きやすいと思います。
理由は時間にメリハリがあり、時間の余裕が生まれたことが、私にとって最大のメリットだと感じるからです。
時間はお金で買えない最大の資産です。
時間にルーズな会社は、見直しを検討しても良いかもしれません。